お知らせ
大分市役所自治体DX推進ワークショップを行いました【基礎編】
11/8(水)大分市役所で、「自治体DX推進ワークショップ」を開催しました。このワークショップは市役所に勤める様々な課の職員が参加し、今回は前半の基礎編にあたります。
基礎編は、データ利活用の基礎から、市の抱える課題を明確化するまでの一連のプロセスで構成されています。
- データの存在をきちんと把握し、活用方法や可能性について理解を深める
- 課題を踏まえて、組織内のリソース有効活用の観点で、利活用のアイデアを出す
- この体験を通して、データ利活用やEBPMに関する知識向上を図る
この3つを目的に掲げワークショップはスタートしました。
データ利活用とEBPM
データの基礎知識では、何がデータであり、なぜそれが重要なのかについて講義を行いました。
EBPMとは「根拠に基づく政策立案」のことです。ロジックモデル、ロジックツリー、クリティカル・シンキングなどの考え方に焦点を当て、次のパートで行う大分市の持つ課題を解決するための思考方法を学びます。
現状把握と目標設定
今回は「大分市のDX推進計画」として、市長が掲げるマニフェストや市が抱える課題をグループで確認し、ターゲットや10年後の理想像について話し合いました。
予め市民に対して行われた「大分市の情報化に関する市民アンケート」を参照し、解決したい課題にはどのデータが必要になるかを判断します。さらに、グループが解決したい課題に、このアンケートでは足りないデータがあると気づく仮説構築のパートを経て、最終的には中間発表を行います。
中間発表では、発表グループ以外は市民、監査、議員、議長などの役になりきり評価します。
あるグループの「妊娠出産の先進都市を目指したい」という目標に対し市民役からは「自分は結婚もしていないし子供もいないので、もっと他のことに予算をつかってほしい」など辛辣な評価も出ていました。
まとめ
「DX」と聞くと「デジタル化」というイメージも強くありますが、参加者がデジタル機器を一切持参していないことに驚いた方もいるのではないでしょうか。DXはデジタル化だけでなく、課題解決やコミュニケーションにおいて進むものです。デジタル活用は確かに重要な要素ですが、最初に課題を共有し、解決策を見つけるプロセスが同様に必要です。これは次なる段階への重要なステップであり、参加者一同が協力して進めることが大切です。
今回のワークショップでは、参加者の地域への愛と未来への熱意が感じられ、今後のDX推進に期待が寄せられました。
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