TECH PARK | 福岡市 天神にある、テクノロジーと遊ぶアフタースクール(学童保育)

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グルーヴノーツ×SALT 「親子で学ぶ!DXラーニングプログラム」を開催

幅広い世代が学べるTECH PARK事業を展開する株式会社グルーヴノーツと、コミュニティづくりを得意とする株式会社SALTが提携し、DXラーニングプログラムをスタートしました。今年6月に開催した経営者向け講座に続き第2弾となる今回は、幅広い方を対象として「AI・ChatGPT」に特化したワークショップを開催。同時に子ども向けのデジタルワークショップも開催し、大人、子どもそれぞれが集い学ぶ機会となりました。

大人向けの「使ってわかる!AI・ChatGPTワークショップ」

DXブームが続く現在、企業や学校、自治体ではデジタル人材の育成に力を入れています。中でも、ChatGPTを含む生成AIの普及が進み、デジタル技術を活用した課題解決や価値創出に注目が集まっています。しかし、実際にどうやって、どんなことに活用したらいいのか分からないという声をよく聞きます。

大人向け「使ってわかる!AI・ChatGPTワークショップ」の会場はSALTの1階。すぐ目の前に青く澄んだ海と空が広がる絶好のロケーションです。参加者は全6名で、医師や建築士、大学職員、プロデューサー、商社マンなど、多彩な方々が集まりました。

「デジタルが苦手なので来ました」「仕事にどう活用できるか知りたい」という参加動機から「ラクして人生を送るためにマスターしたい!」という方もいて、すぐに打ち解けた雰囲気になりました。

第1部のテーマは「使ってわかるAI」自分のグー・チョキ・パーをそれぞれパソコンのカメラで写し、どれを出しているか判別できるようにAIに学習をさせました。こちらの活動で使用したツールは、グルーヴノーツがGoogle社の技術サポートを受けて開発した画像トレーニングツールです。全国の小中学校、高校生も使用しています。皆さん、撮影パターンの数でAIが賢くなる体験に、納得、といった様子でした。

第2部のテーマは「ChatGPT」について。ChatGPTとは何か、実際に触ってみることから始め、プロンプトエンジニアリング(期待する結果を引き出すためにうまく命令する技術)のコツを解説しました。いくつかのポイントをおさえれば、的確な回答が返ってくることが分かり、皆さんはすぐにコツをつかんでいました。さらに、ChatGPTを使うときに気をつけること、生成AIのこれから、ビジネスにおける多数の活用事例なども紹介しました。

「ChatGPTによって素晴らしいアウトプットができるようになったら、そもそも人がする仕事って何だろう」という疑問の投げかけもあり、皆さんリラックスしながらも本質的な議論まで展開。結局、ワークは予定を30分オーバーするほど盛り上がり、終了後も海を眺めながら交流する姿が印象的でした。

小学生向け「ビーチハウスをデザインしよう!」

同じ日にSALTの4階で、小学生向けのデジタルものづくりワークショップ「ビーチハウスをデザインしよう!」を開催しました。

ビーチハウス作りは、パソコンで作ったオリジナルデザインを作品の一部にする、テックパークの人気アクティビティの一つです。

まずはパソコンを使って、ビーチハウスの窓の中をデザインしました。子どもたちはすぐにパソコン操作をマスターして、部屋の中に好きな家具を置いたり、グラデーションできれいな色を出したり、ペットを飼ってみたり。想像を膨らませながら、好きなデザインに仕上げていました。
それまで元気いっぱいだった男の子も、パソコンの前に座ると真剣そのもの。とても静かに集中するものです。

窓の中のデザインが完成したらいざビーチへ。今宿ビーチでデコレーションを集めるフィールドワークでは、子どもたちはきれいな海に大はしゃぎ。楽しそうにビーチを歩きながら、貝殻やシーグラス、木片などを夢中で拾っていました。パソコン作業の後に、いいリフレッシュになったようです。

会場に戻ると、おやつタイムでしばし休憩して、作業を再開。レジンで海を作り、ビーチで拾ってきた貝殻などをはりつけデコレーションをしました。

ベースは同じ形ながら、一人ひとりのこだわりと個性がキラリと光る、世界に一つだけのビーチハウスが完成。そして大変だったけど楽しかった!と満足そうな笑顔をみせてくれました。

テックパークでは、パソコンで作ったデザインを形にする制作活動にたくさん取り組んでいます。ウィンタースクールやスプリングスクールなど、学校の長期休みの時だけでも参加ができるシーズンスクールを開催していますのでぜひチェックしてみてください。

写真・文:佐々木恵美、テックパーク久保山奈穂